広島の貧困問題は、中小企業を活性化しなければなくならない
中国新聞の一面に衝撃的な見出しがありました。
「貧困の子ども21万人 中国地方6人に一人」
記事には、こう記されています。
就学援助を受けるなど経済的に貧困な状態にあるとみられる18歳未満の子どもが、中国地方で約21万人に上ることが、中国新聞の推計で分かった。2013~14年度の中国5県などの統計を基に試算した。6人に1人に当たり、各県の対策が急がれる。(2016年1月19日中国新聞)
※広島の貧困数(%)は、9万1774人(19.5%)。
記事を読んで、想像以上に貧困が拡大していることに驚きました。
なぜ、貧困は拡大したのか。根本には経済問題があると考えます。経済問題が顕現化したのが貧困です。ではなぜ経済が低迷したのか。様々な理由が考えられるでしょう。一つや二つではないはずです。
私はこの問題に対して、原因思考ではなく、結果思考で取り組もうと考えています。結果思考とは、問題の原因にフォーカスするのではなく、理想の結果にフォーカスする思考法です。
たとえば、「広島の経済を120%活性化するために自分は何ができるかの」と考えます。決して、「広島の経済はなぜ落ち込んだのか」とは考えません。原因思考になるからです。
結果に目を向ける思考は、未来を見ているとも言えます。対して、原因に目を向ける思考は、過去を見ていると言えます。どちらが優れているかではなく、問題や自分の立場に応じて使い分ければいいのです。
私は、セミナー事業を運営する一介のビジネスマンです。「広島の経済」などという大きなテーマは、身に余ります。しかし、セミナーを通じて、中小企業の売上アップの一助にはなれるはずです。それがいつしか貧困問題へと波紋して、多少なりと寄与するのではないでしょうか。
追伸
貧困は本当に切実な問題です。
貧困問題に取り組む、湯浅 誠 氏はこう言います。「貧困の最大の特徴は『見えない』ことであり、そして貧困の最大の敵は『無関心』」と。
この機会に、
関心を向けてみてください。